2014年11月21日


高設栽培への切替~その2

冬季栽培の暖房対策として、ポットの位置を地面から持ち上げ、その下に温風を

通してポット内の土温を下がらないようにする対策を行いました。

一般的にトマトの場合、土温(地温)は10℃以上にする必要がありますが、

それ以下になると根の活動が止まり、地表より上がいくら温かくても、生育障害が

生じます。

ポット土面までフィルムで覆い、その中に暖房機からの温風を筒状のフィルム

(ポリパイプ)に通します。

この方法により、まずはポット自体が暖められ、覆いから漏れた暖気で環境温度が

徐々に上昇するという仕組みです。

土温を上げることにより、根の活動を活発化させ、冬季の収穫量の増加を期待して

います。

既存の暖房機は吹き出し口が3つしかないため、5列の栽培棚に温風を供給できる

とように、温風誘導箱を新たに設置し、吹き出し口を5カ所設けました。

これで、均等に温風を導くことができます。

 

暖房機からの温風取り出し

 

フィルムで覆う前

 

側面の覆い

 

ポット間の覆い