2016年10月07日


秋の夜長とトマト栽培

ネクスファームのある岩手花巻は、周りを見渡せば稲刈りが終わった水田がほとんどです。

そんな景色から秋も深まってきたなと実感します。

秋も深まりつつあるなかで、栽培しているトマト。

太陽が大好きなトマトですが、光合成ができる昼間の時間が短くなってくると成長スピードも落ちて、徐々に収穫量が低下してきます。

一方、寒暖差が大きくなってくることで、程よいストレスが加わりとても美味しいトマトができます。

光合成が十分できて、寒暖差がある環境が整えば理屈としては美味しいトマトが多く採れるはず。

そこで、補助照明をつかって日照時間を延長するテストを開始しました。

植物栽培用LED照明(ピンク色に見える照明)と比較用に白色LED強力ライトの2種類を設置しています。

 

朝5時から8時と15時から19時の間、補助照明を点灯しています。

今後、成長度合い、収穫量などにどの程度効果があるのか検証していきます。

(照明器具をご提供いただきました、花巻市の日興電気株式会社様に感謝いたします)

 

2014~2015年のネクスファーム圃場で記録された積算照度の変化です。

少し見にくいですが、10月~翌年9月のグラフで、4月から徐々に低下し12月まで日照が減少していく傾向にあります。

これからの少ない日照時間を補填した場合の収量改善などの評価となります。