2017年03月23日


農業ICTシステムを使用した温度管理について

3月も後半となり、ハウス内に暖かい日が差し込むようになってきました。

今回は農業ICTシステムを使用したハウス温度管理方法についてご紹介します。

 

下のグラフはある一日の温度推移を表しています。

 

温度管理のポイントは4つあります。

1.  日の出前から光合成適温にし、結露による裂果予防を行う。

2.  12時頃まで緩やかに温度を上げ、環境変化、昼寝現象(※1)を抑える。

3.  12時~16時は気温を上げ積極的に転流(※2)させる。

 

日の入前から気温を下げ同化産物(※3)を果実へ移行させる

※1昼寝現象  :糖、デンプンが葉緑体に集積し、光合成が抑制される事

※2転流        :光合成で出来た炭水化物が葉から果実や芽に動く事

※3同化産物  :植物の光合成によって合成されたデンプンやタンパク質などの

                       有機化合物のこと。

 

これらの少し複雑に思える温度管理もICTシステムを導入すれば簡単に設定を

行う事ができるため、ネクスファームでは高品質、高糖度のミニトマト生産を

実現しています。